こんばんは、卒業対策委員会です。
今、通用門の近くは、主事さんとガーデニングクラブの皆さんが作った鉢植えの花が咲き乱れて、来校する方を出迎えてくれています。
そんな中、丸太のような姿で立っている木を、皆さまご存知でしょうか?
昭和40年頃に植えられて以来、華やかに咲き誇ってきた、大切な八重桜です。
その桜が、実は中が朽ちて空洞化してしまっていることが見つかったのが、数年前のこと。樹木医さんの診断のもと、何とか残せるよう手を尽くしてくださっていました。
このままでは全部朽ちてしまうとのことで、桜の専門家の方が、ギリギリのところでの剪定をしてくださっていたのですが、今年はついに枝を残すことができなかったそうです。
もう花をつけることはできない桜の姿を見て、卒業生保護者としてできることがないか卒業対策委員会で話し合い、校長先生にご相談させていただき、
今ある桜と同じ品種[関山(カンザン)]の苗を鉢植えにして、95周年記念樹として寄贈することを決めました。
そして本日、主事さんとガーデニングクラブさんのご協力のもと、卒業対策委員会の代表数名で苗木を植えて、枯れてしまった桜のすぐそばに置かせていただきました。
卒業式で副校長先生にお渡しするはずだった花束の代わりに、桜の周りに6年生のクラスカラーをイメージした花も植えました。
副校長先生のお戻りを、卒業生の代わりに迎えてくれるように、との想いを込めて選んだお花です。
まだまだ棒切れのような苗木ですが、新芽が芽吹きはじめています。
この小さな桜が強く大きく育って、先代の木のように、皆さまに愛される木に育ってくれることを祈っています。
卒業対策委員会